ヘルペスは再発の常習犯

性病のひとつにヘルペスがあります。
このうち性器や口唇などに現れるものを性器ヘルペスといい、原因としては単純ヘルペスウイルスによって引き起こされます。
ヘルペスの性病治療は確立しているものですが、治療をしても再発することがあります。
性病の原因となるものは寄生虫や細菌、真菌症などとウイルス性のものがありますが、治療して完治が望めるのはウイルス以外のものです。
これはウイルスの特性によるものでウイルスが自力で繁殖ができないため細胞の中に入り込み、細胞を乗っ取って増殖をするためです。
自力で繁殖することができる寄生虫、細菌・真菌症などはその代謝を止めることで殺菌し除去することができますが、ウイルスは現在の医療技術においては完全に体内から除去することはできません。
このため潜伏しないタイプのウイルスであれば身体の免疫作用で身体から消えます。
ヘルペスウイルスの場合には体内の神経節に潜伏するため治療が終わって症状も消えたあとでも免疫力が低下するなどして再発する可能性があります。
このためヘルペスは性病の中でも治療が出来るものの再発の常習犯とされます。
ヘルペスの症状は、その特徴は痛みがあることです。
このほか急性炎症性皮膚疾患や単純疱疹、帯状疱疹といった症状が現れます。
特に女性の場合には生理のたびに身体のバランスが崩れるため再発する可能性が高く、生理のたびにヘルペスの症状に悩まされ、肉体的にも精神的にも辛い状態になる可能性があります。
このため、再発を抑えるために継続的に薬を服用することで再発を予防するといったことも治療として行われます。
一方で感染力に関しては、比較的強く性病特有のセックス以外でもウイルスを含んだ体液などが傷口から侵入することで感染することがあります。
事例としては公衆トイレや公衆浴場などで感染者が使用したものと触れたことによって感染したということがあり、このため傷などがある場合にはそれらの使用を避けるといったことが大切です。

ヘルペスの治療方法

ヘルペスの治療方法は薬を使ってウイルスの増殖を抑える投薬が基本です。
急性炎症性皮膚疾患・単純疱疹・帯状疱疹といった症状はヘルペスウイルスが原因の場合にも、同様の治療が行われ薬を飲むことでヘルペスウイルスの体内での増殖を抑えることができます。
ただし現代の治療で行えるのはウイルスの増殖を抑えることでウイルスの数を減らすことはできてもすべてを排除することはできません。
ヘルペスウイルスの場合には排除しきれなかったウイルスが神経節と呼ばれる部位に潜伏して再発の機会をうかがうことになります。
再発の頻度が多い場合には再発予防を目的に投薬が続けられることになります。
その期間としては1年程度必要となりますし予防効果を得ることができても将来的に免疫力が低下するなどすればやはり再発することになるので留意しておくことが大事です。
なお、治療そのものは健康保険が使用できますし、治療では内服薬と外用薬のどちらも使われます。
基本は内服薬ですが水ぶくれなどの症状が出ている場合には外用薬で患部に塗るといったことが行われます。
ヘルペスウイルスの感染力は強いため症状が出ている間はほかの人にうつさないように注意しなければなりません。
感染の原因はウイルスが含まれた体液が傷口などに付着することで発生しますから、水ぶくれなどの症状が出ている場合には公衆浴場などでのタオルの使い回しなどはしないようにする必要があります。
いずれにしても一度感染して症状が出てしまうと体内からウイルスを排除することはできず、将来的にも付き合っていくことになります。
もちろん、治療で症状を抑えることができますが、再発のリスクがゼロになるわけではないことにも留意する必要があります。